多くの生徒が「苦手だ!」と言う英語の長文読解問題。みんなが「長文」と言っている問題の事です。これが攻略出来たら、格段に英語の成績がアップします!
この長文問題ですが、受験には必ず出題されますよね。
では、なぜ長文が出題されるのか?それは、中学校の英語の教科書で扱われている内容をマスターできているかどうか。を確認したいからなのです。
中学校の英語の内容は、英単語・熟語・文法などですよね。教科書に出てきた文章がそのままテストに出るのではなく、これらを上手く活用して英文を読める力が試されているのです。
長文練習をすることで、今までの文法確認や単語の確認など、総合的な復習になります。長文と言っても、なが~い文章があるわけではなく、多くの文章がひと塊にまとまっているから長文になるわけです。その一つ一つには、主語動詞だけの文章も有りますし、未来形、過去形、命令文など色々な文が有ります。加えて、多くの単語が出てくるわけです。
ですから、文法練習にもなりますし、単語練習にもなります。沢山の文に触れることで、総合的な復習になるのです。
解き方のコツをいくつかまとめてみました。この問題を見ながら説明します。
長文問題は、どんな問題が出されるのか?予想もつきません。何もわからないまま、英文を読み進めるのです。それって大変ですよね。
でも、おおよそどのようなテーマやストーリーで書かれているか、①問題文と⓶注釈、③問題から推測できるのです。これがとても重要です。
そうすれば『何となく』でも構わないので想像を働かせて文章全体が把握できます。
長文は長いので、全文を読むのは辛いです。しかし、全部読めるように時間の配分はされているはずです。学習したての頃は全文が読めないかもしれませんが、練習をすることによって時間内に全文が読めるようになってきます。それを目標に頑張りましょう。そのためには毎日英文を読むこと。これが大切です。
文章の最初から訳していきます。戻らないです。
英語の並びは、日本語と違って、後ろから訳していきます。しかし、長文問題の場合、それをしていると時間が足りません。ですから、頭から訳していきます。
長文読解は、とても長い文を読むことになります。普通に読んでしまうと内容がなかなか頭に入ってこないことがあります。そこで、先に問題文を読むことによって、どこに注意して読めばよいのかがわかり、内容が頭に入ってきやすくなります。
文が長くてわかりにくいときはスラッシュで区切って読む
長い文はスラッシュで区切って読むとわかりやすくなります。スラッシュで区切る場所は、接続詞・前置詞・カンマなどです。
誰が何をしたのかを頭に入れて読み進めます。特に、代名詞が何を指しているかをきちんと押さえて行きましょう。
わからない単語があっても気にせず、飛ばします。そのまま進んでいきます。でも、今はテストではなく、長文問題を解く練習です。
ですので、わからない単語はノートに書きだしておきます。
このように長文問題を解いていきます。
さあ、答え合わせです。
ただ○✖をつけるのではなく、答えを書き込んでいきます。
やはり単語は知らないより知っていたほうがいいです。
再度読み、日本語訳をします。
主語動詞をしっかり把握します。
そして訳しながら、文法を確認します。これは進行形だな。とか未来形だな。とかです。
間違えた問題は、自分がわかっていない内容なので、それを繰り返さないためにも間違いノートを作ります。その時、次回この問題を解く未来の自分に対して、コメントを残しておきます。
部活でも、毎日同じような内容の練習を繰り返していますよね。
バレー部なら毎日サーブ練習をします。もうサーブの打ち方は知っているのに繰り返し毎日します。繰り返し練習しているしサーブの打ち方を知っているのに、試合の時サービスエースを取れるとは限りません。
勉強もおんなじ。
やり方がわかっているからって、繰り返し練習しないなら出来ません。特に英語ですよ。毎日長文練習をしないと、英語すら読めなくなります。
英語長文読解は、沢山の問題をして欲しいですが、たくさんやっても適当にやったのでは力がつきません。
数学もですが、100題適当にやるなら、50題しっかり解く!
これがポイントです。
ここで紹介した方法は結構な時間がかかります。訳は答えを見れば出ていますが、自分の力で読み解かないと自分の力にはならず時間の無駄になってしまいます。
繰り返し長文練習をすれば、英語の基礎も応用も身に付きます。近道は有りません。毎日解いていきましょう。
今までに習った文法などは、一覧にして別紙にまとめておきましょう。
内容は、文法名・型・訳し方の3つです。どれが抜けても意味がありません。
ノートに書いておくと、埋もれてどこに書いたかわからなくなるので、
いつでも見ることが出来るように厚紙に書いておきます。
厚紙って、カレンダーの裏側でもいいし、包装用の紙でも良いです。コピー用紙より厚いのがいいですよ。
英文の並びを書いた紙もあると便利です。英作を作るときのヒントになります。
これは
「いつ」「どこで」「誰が」「どうした」「何を(した)」と
リズムで覚えます。
人称代名詞の表(中1の教科書に有りますが、この表をみて付け足してください。)
動詞、名詞、疑問詞、助動詞、副詞、形容詞、前置詞なども再確認しておきましょう。(絶対マスターしておいてください。)