今から11年前の話です。


-25年目の決断- 2009年3月 

私が学習塾を始めて、25年が経とうとしています。

そんな中、ここ数年、特に高校受験で困ることが多くなりました。

受験が非常に厳しくなって、進学指導が難しい。前期合格が減っている。 
成績の驚くほど優秀な生徒は、もっと成績を伸ばし、
大学受験にまで結び付けた指導がしたい。 
反対に、とても成績の悪い生徒には、個別指導をしたい。
少しでも理解し、成績を上げ、勉強の楽しさを知って欲しい。

などです。 

「このままではいけない!」
「どうにかしたい。」
「どうするべきなのか?」


そんな事をずっと考え、 
多くの情報を集めていました。

そのかいあって、私達は1つの答えを導くことができました。


-今後の方針- 


これからは
「本気で成績を上げたい!」
そういう気持ちのある人だけの塾になります。 
例えば、 
志望校合格ラインを越える!

偏差値を70以上にする!

最下位グループから脱する!

通知表を4にする!

学年で、10番以内にする!

学力テストで200点以上取る!  などなど。 


目標は一人一人違っていいのです。 
自分の目標を決め、
それを成し遂げようという気持ち
実行したいという気持ちがあればいいのです。 

そのためには、
本気で自分の目標を決め、自分自身で努力をし続ける必要があります。 

とても単純な話ですよね。

成績を上げるためには、勉強をするしかないのです。

勉強をせずに、成績を上げることは出来ません。


また、ただ勉強するだけではなく、
その問題を理解し、
自分の頭の中に定着させなければなりません。 

学校や塾で教わり、解ったような気がして終らせていては、
本当の実力にはなりません。
本当に解ったかどうか、
本当にテストで問題が解けるかどうか、
わかりません。 

だから、本当に自分の力を付けるには、 
問題を繰返し解く!
これしかありません。

それは、
地味で辛いことかもしれません。
意味がないように感じるかも知れません。 

でも、このような学習方法を最後までやり遂げることが出来る人が
自分の目標を達成できる人なのです。 
   

-私たち講師も間違っていました- 


私たちも間違っていました。 


今まで私達は、成績を上げるのに塾として必要なことは
「教えること」だと思っていました。

ですから、教えることに全力を注いできました。 

その結果、生徒に甘えを生じさせてしまったのです。
その結果、言葉の指導で行き詰ってしまったのです。 

・塾では出来るのに、テストの点数が悪い 


・ケアレスミスが多い

・学校のテストはできるのに、学力テストで点数が悪い

・自分で問題を理解しない

・考えもしないうちから、「わかりません」が口癖になっている

・勉強が出来ないのを、他人(先生や親や友達)のせいにする


皆さんも、思い当たることがあるのではないですか? 


私たち講師は教えることに本気でした。

そして、「こんなに一生懸命やってるのに、何で出来ないの?」と 
悩むこともありました。

でも、やっと答えが出ました。

教えることだけに本気ではダメだったのです。


-3つのハードル- 


成績を上げるために越えなくてはならない3つのハードルがあります。 

①問題を理解する

②繰返し解き、その問題を自分の頭に定着させる

③それを維持する
 

この3つの学習はどのタイミングで行いますか?

予習ですか?

復習ですか?

これらは全て、復習ですよね。 


つまり、学力アップ、成績アップのために一番必要なことは、

復習だとわかります。


それも1度の復習ではありません。 

繰返しの復習が大切なのです。 


-今までの実態- 


今までの受業では 
理解に重点を置き、

定着は生徒の家庭学習に頼り、

維持は補習で補って来ました。 

しかし、最近は約束した家庭学習(宿題)をやってこない生徒が多くいて、
定着が進みません。

塾は1週間にたった90分間(小学生は60分)の授業です。

この時間の中で、3つをクリアーすることはムリです。 

これはいつも悩んでいました。 
それでも、「どうにか成績をあげたい。そのために、何が必要なのか?」 

それを探るため、開塾以来初の2者面談を行いました。 
そこではっきりしたのが、「家で勉強出来ない生徒が多い」という現実でした。 


-答えを掴みました- 


塾での問題点がはっきりしたので、
答えを探しました。

その答えを探しに、
私達は学習会に出かけて行き、
「問題を解決するにはどうするべきか?」必死で探しました。

私達の抱えている、
これらの悩みと言うのは、塾の世界では全国共通で、
私達はとてもよい解決策に出会い、
答えを掴みました。

「やらなければならないことを、やる。」


これが答えでした。 


-月謝は安ければいい?- 

「やるべきことを、やる」
当たり前の事です。

本当は私達も解っていました。

でも、今までこの解りきっていた事が出来なかったのです。

「やるべきこと」というのは、やはり時間と労力が今以上に必要です。

私達の時間を多く費やすということは、
月謝を多く頂くことになります。

でも、月謝は上げられないのです。
25年間一度も上げていません。

地域性もあって、
塾に来てくれる生徒さんは、
ほとんど知り合いです。

保護者は、私達を信頼して
子どもを通塾させてくれているのです。

友人の子どももたくさんいます。

ですから、
「なるべく安い月謝で指導をする。」
「保護者の負担が少なくて済むように、無料で補習を行う。」
とやってきました。

つまり「月謝は少しでも安く、
指導は少しでもわかるように!」
とやってきたわけです。

でもそれでは、本当にやるべきことが出来ないのです!

悩みました。

しかし、決断しました!!

25年間行ってきた塾のあり方を

全て見直すことにしたのです。

当然月謝も見直し、
塾の設備も変えます。

古い体質や、
凝り固まった考え方は、
全部脱ぎ捨てました!!!


そして2016年

 

個別指導専門の塾として始まりました。

 

2020年コロナの影響で対面の指導が出来なくなり、ネットを使った塾を始めました。

 

動画での解説も始めました。